フリーランス

このままでいいの?フリーランスが取るべき最適なキャリアプランとは

  • コロナ渦の影響でいつ雇い止めになるか不安……
  • フリーランスとしてこのまま働いてもいいのかな?
  • フリーランスの最適なキャリアプランがあったら教えてほしい!

そこで今回は、このままフリーランスを続けるべきか悩んでいる方、フリーランスのキャリアプランに興味がある方に向けて、

  • フリーランスのキャリアプラン
  • キャリアプランを考える上で必要なこと

を取り上げます。キャリアプランそれぞれのメリット・デメリットもまとめています。

この記事の信頼性(私の経歴)

  1. SIerのシステムエンジニアとして10年勤める
  2. 会社勤めに限界を感じてフリーランスのWebライターとしてキャリアをスタート
  3. 現在はフリーランスのWebライター/ディレクター/マーケター/エンジニアとして活動中

元々システムエンジニアとして働いていましたが、自分で何でも意思決定して働きたいという思いから、今までのキャリアを捨ててフリーランスになりました。この記事ではフリーランスのキャリアプランに悩んでいる方に向けて、最適な方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください!

フリーランスのキャリアプラン3つ

最初に言っておきますと、フリーランスならこのキャリアプランでいくべき、という最適なプランはありません。何を重要視しているか?何を快適と感じるか?で向き不向きは異なるので、キャリアプランは冷静に自分の適正とも相談しながら決めたいものです。

フリーランスのキャリアプランは、大きく分けて以下の3つです。

  • 会社員として転職する
  • フリーランスを継続する
  • 起業して経営者になる

フリーランスのままでいればデメリットばかりかというと、そういうわけではなく、フリーランスから会社員や経営者に路線変更したらメリットばかりというわけでもありません。どのキャリアプランにもメリットとデメリットがあります。

それぞれのメリットデメリットと、どんな人が向いているか見てみましょう。

フリーランスから会社員に転職する場合

会社員のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
収入が安定している自由度が少ない
有給休暇がある年功序列で給料が上がりにくい
福利厚生がある自分や家族の時間が取りにくい
厚生年金・手当金人間関係を選びようがない
社会的信用が高い会社の歯車の一つになった感覚

会社員として転職するメリットは、なにより収入が安定することです。休暇を取っても仕事が失敗しても、会社員は月ごとの収入が保障されています。

フリーランスは休みを取ったら取っただけ、失敗したらそれだけ収入がマイナスになるので、会社員の収入面での安定はメリットが大きいですね。年金や手当金もフリーランスよりしっかりしているので退職後や万が一の時も安心です。

ただ、会社員は組織の一部に組み込まれることになるため、自分では選ぶ余地のない条件も存在します。時間や場所、服装、人間関係はその一部です。

身体の疲れより心の疲れの方がダメージは大きくなりがちです。実際、人間関係のストレスは、フリーランスになりたくなる大きな理由の一つですよね。

会社員は上司や同僚、部下や取引先が自分でコントロールできないので、人間関係で悩みを抱えると仕事を続けるのが難しくなります。そこから抜けたければまた転職するしかありません。

一度フリーランスで人間関係や規則の自由さを経験していると、会社の規則や人間関係に自分を合わせるのはかなり大変です。実際、人間関係が原因で転職を繰り返している人もいます。

また、会社員は収入が安定している反面、会社の儲けにいくら貢献しても給料が上がりにくい、というデメリットもあります。がんばってもその成果を感じにくいというのは、やりがいがない、と感じる方もいるかも。

でも、会社員の収入面の安定や福利厚生の手厚さは、フリーランスにはないものなので、フリーランスで先が心配と感じた人には、会社員の安定は魅力的ですよね。ローンを組みたい時にも、会社員の方が信用が高くスムーズです。

こんな人は転職することをおすすめします。

  • やっぱり安定した収入がほしい
  • 不安定な働き方が合っていなかった
  • 社会保険や年金の負担を軽くしたい
  • 自由より安心感がほしい

フリーランスが転職するには、取引先からのオファーで正社員登用という展開が一番スムーズです。そんな機会があったら選択は簡単ですが、待っているより行動したほうが早い場合もありますね。

フリーランスから会社員への転職には、以下の方法があります。

  • ハローワークやIndeedなどの求人サービスを活用する
  • 企業のホームページから採用情報に応募する
  • WantedlyやLinkdinなどのSNSサービスを使う
  • 転職エージェントを利用する

中でもおすすめは、転職エージェントです。転職エージェントとは、転職を希望する人材と人材採用を希望する企業との間を取りもって転職・採用を支援するサービスです。

転職エージェントは、採用する側の企業が求める人物像も、転職希望者の経歴や人間性も両方把握した上でぴったりな企業を紹介してくれます。選考通過率アップのためのサポートから、選考が進んだ場合の面接日程や入社日の調整の代行までしてくれます。

転職エージェントは、転職成功のノウハウを知り尽くしているので、実際に転職しなくてもキャリアプランの相談に乗ってもらうことも可能です。転職を成功させたいフリーランスには、働きながら転職活動を並行してできる転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントはさまざまなサービスがありますが、DODAは求人数が多くサポートが手厚くて特におすすめです。

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このままフリーランスとして働く場合

フリーランスのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
規則に拘束されない収入が安定しない
がんばっただけ自分の収入が上がる事務作業を自分でする必要がある
自分や家族の時間が取りやすい社会保険の負担が大きい
人間関係での悩みがない孤独を感じる
好きなことを仕事にできる社会的信用が低い

フリーランスを経験している人であれば、フリーランスのメリット・デメリットは大体ご存知ですよね。フリーランスのメリットは、やはり、時間や人間関係の制約がないことです。

早く終わらせたいから早く始めよう、朝は弱いからゆっくり起きて午後からやろう、など、フリーランスは自分の都合に合わせて時間を決めて働けます。「残業するな」「(出勤が)早すぎる」のようないちゃもんを付けられることはありません。

また、フリーランスの収入は仕事量次第なので、たくさん残業したのに給料は同じ……というむなしい時間もありません。人間関係も、やっていけそうにないなら継続しなければいいだけ。

事務作業や税金関係の、会社員時代は触れなかった部分を自分でこなさなければいけない、という難しさもありますが、少し勉強して使えるサービスを活用すればそれなりにこなしていけます。

会社員の収入の安定もいいけど、人間関係のストレスフリーや時間や仕事内容の自由を手放したくないと感じる方には、フリーランスをこのまま続けることをおすすめします。

こんな人はフリーランスとして働き続けることをおすすめします。

  • フリーランスの自由が手放し難い
  • 多少リスクはあっても勉強・挑戦してやりがいを感じたい
  • 時間の使い方は自分で決めたい
  • 人間関係のストレスに弱い

ただ、この記事を読んでいるということは、「このままフリーランスでいて将来大丈夫なのかな」という不安があるからですよね。キャリアプランに不安があるなら、フリーランスのままでも中身を濃くして将来に備える、という方法があります。

フリーランスはスキルが増えればそれだけ仕事は増え、単価アップにもつながります。

そこで、「エンジニア」「ライター」「デザイナー」のフリーランスを例に、どこを目指してキャリアアップしたらベストかをまとめましたので、参考にしてください。

エンジニアのキャリアアップ例

フリーランスのエンジニアなら、フルスタックエンジニアを目指すことができます。フルスタックエンジニアとは、すべての開発を自分一人で完遂できるエンジニアのことで、マルチエンジニアとも呼ばれています。

フルスタックエンジニアは、スタートアップ企業やベンチャー企業など、人材が不足している企業で特に必要とされています。一般的にフルスタックエンジニアの年収は600万円以上です。

フルスタックエンジニアになるには、

  • 上流工程に関するスキル
  • プログラミング言語の知識
  • OS・ミドルウェアのスキル
  • クラウドサービスでの開発スキル

が必要です。プログラミング言語もミドルウェアも、種類が豊富なので、使える種類を増やせばそれだけ仕事の幅が広がります。

エンジニア業界は常に流動的で変化のスピードが早いので、フルスタックエンジニアを目指す人には、「今何が求められているのか」「今後どのような技術が必要とされるのか」を見分ける判断力が求められます。将来性のあるスキルを身に付けられれば、フリーランスエンジニアとして実になるスキルアップができます。

ライターのキャリアアップ例

ライターなら、Webコンサルタントを目指せます。コンサルタントとは、クライアントの抱えている経営上の課題を客観的に洗い出し、その課題を解決する方法を提案する仕事です。

基本的にWebライターは、Webサイトの制作に関係する一連の流れの中で、その末端の業務を行います。売上を上げるWebサイトの制作には、ライティングの他に、

  • ディレクション
  • マーケティング
  • コンサルティング

などのスキルが必要です。

ディレクションは、ライターとコミュニケーションを取ってWebサイトを作っていくポジションです。ライターに記事の方向性を伝えたり、上がってきた記事を校正・編集してWebサイトに公開できる状態へ仕上げたりします。

マーケターは、ユーザーの関心や欲求を見極め、ユーザーに訴えかけるWebサイトを制作するためにPDCAを回します。コンバージョン数アップのための戦略を設計し、実行し、分析改善していきます。

コンサルタントはWebのプロとして、クライアントの売上アップのためにWebをいかに活用するか、構築・改善をアドバイスしたり手伝ったりします。ざっくり言うと、マーケターやディレクションは現場に入っての仕事、コンサルタントはそれらの知識や経験を活かして他者(社)に客観的にアドバイスする仕事です。

現在フリーランスのWebライターなら、末端のライターから、ディレクション、マーケター、コンサルとスキルを身に付けることで仕事の幅を広げていくことができます。

デザイナーのキャリアアップ例

デザイナーなら、Webサービス開発をできるスキルを身に付けるのがおすすめです。

  • Webサービスの開発に必要な知識
  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • WEBアプリケーションフレームワーク

基本的にWebデザイナーは、Webサイトの構成とレイアウトや、デザインソフトを使ったクリエイティブの作成をします。ユーザーに見えるところをデザインして、サイトやアプリの見栄えを良く使いやすくするのが仕事です。

エンジニアは、プログラミング言語を用いてWebサイトやアプリの見えないところの開発を行います。Webサービスを開発しつつデザイナーのデザインを反映することも仕事なので、デザイナーと近いところで働く機会が多い職種です。

最近では、エンジニアにデザインのスキルが、デザイナーにコーディングのスキルが求められる案件も増えています。デザイナーに自分のデザインを自分で動かせるスキルがあれば、クライアントに適切な提案がしやすくなり、開発スピードもアップします。

デザイナーならエンジニアとしてのスキルを持つことで、Webサイトのデザインからサイトの構築まで一貫してできるようになるので、希少性の高い即戦力人材になれます。

フリーランスから起業して経営者になるか?

起業のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
成功がそのまま収入につながる収入が安定しない
すべて自分の裁量で働けるすべて自己責任
定年がない信用を得るのに時間がかかる
自分や家族の時間が取りやすいハイリスクハイリターン

フリーランスのキャリアプラン3つ目は、起業して経営者になることです。起業には二種類あります。

  • 個人事業主として活動する
  • 法人(株式会社など)を設立する

個人事業主として起業する場合、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するだけでスタートできます。一個人での起業は簡単にできる分、社会的な信用度は株式会社に比べるとどうしても低く、オフィスや資金を借りる際の審査が会社より厳しくなりがちです。

法人を設立する場合は、公証人役場、法務局、税務署、年金事務所、労働基準監督署での手続きが必要です。法人化する場合は諸々の手続きや30万円程の初期投資が必要ですが、信用度は上がります。

フリーランスと起業では、がんばっただけ収入が上がる、収入が安定しない、という点は共通です。ただ、起業し法人化する場合、成功すればハイリターンな反面事業に失敗した際のリスクも大きくなるのはデメリットでもあります。

また、個人事業主と法人では、利益が同等でも支払うべき税金の額が異なります。人を雇う場合には必然的に、給料の支払いや自宅以外のオフィスを賃貸する必要が生じるため、法人化した場合のほうが支出が大きくなります。

フリーランスが起業する場合、最初は個人事業主として起業して、事業の規模が大きくなってきた時に法人化するという方法が比較的安心です。

こんな人は起業することをおすすめします。

  • 行動力のある人
  • 何かの分野で専門的なノウハウを持っている人
  • 時代に合わせて考え方を柔軟に修正できる人
  • マーケティング力のある人

フリーランスがキャリアプランを考える上で大切なこと


フリーランスがキャリアプランを考える上で、転職や起業を選択肢に上げてきましたが、ここで、どのようなキャリアプランを選択するにしても覚えておきたい大切なポイントを2つ取り上げます。

  • 専門性が高いほど希少価値が高くなる
  • 複数のスキルを身につけることで活動の幅が広がる

それぞれ解説します。

専門性が高いほど希少価値が高くなる

キャリアプランを考える上で大切なこと1つ目は、専門性が高いほど希少価値が上がる、ということです。希少価値の高さは、仕事獲得の可能性や収入に影響します。

就職するにしてもフリーランスを継続するにしても、分野に関わらず専門性を高めることで就職先や仕事を獲得する可能性が高くなります。また、専門性が高ければ高いほど単価も高くなります。

キャリアプランを比較検討する時、路線変更すれば収入がアップする、と安易に考える前に、専門性を高めて自分の希少価値を高めることも大切です。

複数のスキルを身につけることで活動の幅が広がる

キャリアプランを考える上で覚えておきたいこと2つ目は、スキルはひとつの分野に絞る必要はない、ということです。もし、複業、マルチキャリア的な働き方をしたいなら、複数のスキルを持っておくことも有効です。

複数のスキルを持つメリットは、一つのスキルがだめになっても保険が効くことです。一方のスキルでは獲得できなかった仕事をもう一方のおかげで獲得できることもあれば、時代の変化とともに廃れていくスキルもあります。

打つ手が複数あれば、スキルを組み合わせて自分ならではのサービスを生み出すこともできるので、その点でも有利です。ただし、複数のスキルを持った”なんでも屋”より専門性が高い人のほうが単価は高いので、的を絞ってから動く必要があります。

働き方を変えるにしても、スキルを磨いて収入アップを目指すにしても、全部を同時に獲得することはできません。どんなキャリアプランにしても先を見据えて考えることが大切です。

その他のキャリアプランとは


最後に、フリーランスのキャリアプラン「その他」編です。時短勤務OKの正社員として働く、というプランをご紹介します。

常駐の正社員ほど拘束されず、自由がありながら正社員ならではの安心感を得られるという、正社員とフリーランスの間を取ったプランです。当然ながら常駐の正社員より給料は少なくなりますが、ある程度保障された中で自由がほしいという人におすすめです。

最近では、週3〜勤務OK、1日の労働時間5時間でOKなど柔軟な働き方ができる会社も増えているので、就職先を選ぶ時の条件を絞ってみることができます。時短勤務なら空いた時間で副業・複業できますし、プライベートやキャリアアップのために時間を使うこともできます。

正社員かそれ以外かの二択ではなく、多様な働き方が認知されてきているので、こういった働き方も十分ありでしょう。時短勤務社員として働きつつスキルアップして個人事業に活かすという手もありますね。

まとめ

フリーランスのキャリアプラン、選択肢をご紹介しました。

  • 会社員として転職
  • フリーランスを継続
  • 起業して経営者になる
  • 時短勤務社員として就職

自由か安心か、ローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターンか、どれを重視するかで最適なキャリアプランは変わってきます。いずれにしても、必要とされる人材になるためのスキルアップは欠かせません。

どのキャリアプランでも、状況が変わればすべてが思い通りにいくということはありません。先を見据えて賢い選択をすることが大切です。

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