- フリーランスは専用のクレジットカードを持つべきなの?
- フリーランスにおすすめのクレジットカードは?
フリーランスのクレジットカードについて、このような疑問に答えます。
この記事では、フリーランスでもクレジットカードを持つべき理由や、審査に通る方法について、詳しく解説します。
また、フリーランスがクレジットカードを持つべきメリットや、おすすめのクレジットカードを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
フリーランスはクレジットカードが作れない?

フリーランスは社会的信用を得やすい会社員と比べて、クレジットカードの審査に通りにくいと言えます。
その一番の理由は仕事と収入の不安定さです。クレジットカード会社は、回収困難になることを一番嫌います。
その可能性が高いフリーランスが、クレジットカードの審査に通らないことは珍しいことではありません。ですがフリーランスだからといって、全てのクレジットカード会社の審査に通らない訳ではありません。
フリーランスがクレジットカードを申し込む際には、次の3つのポイントを押さておくと審査がとおりやすくなります。
- 過去に支払延滞の履歴がない
- 開業届を出してから3年以上経過している
- キャッシング枠を0円で申し込む
このように、フリーランスとして3年以上の実績があり、きちんと納税していて、仕事場が確保されていることを証明できることが大事です。
その上でクレジットカード会社からの信用を得られれば、新規でのカード発行は不可能でありません。もちろん、過去に延滞などの事故がないことが最大の前提条件です。
もしも、これから会社を辞めてフリーランスになる予定の方は、会社の在籍確認が取れる状態の時に、あらかじめ事業用のクレジットカードを申し込んでおくことをおすすめします。
タイミングとしては、退職前の有給消化の前までには済ませておいた方が良いでしょう。
フリーランスがクレジットカードを持つべき理由3つ
フリーランスがクレジットカードを持つべき理由は、次の3つです。
- プライベートと経費を分けられるから
- 税金対策になるから
- さまざまな特典を受けられるから
それぞれ詳しく解説していきます。
理由1:プライベートと経費を分けられるから
フリーランスになったら、毎年確定申告をします。
可能であれば、ビジネス用のカードとプライベート用のカードを分けておくことをおすすめします。さらにカードの引き落とし口座も、ビジネス用とプライベート用を分けておくと便利です。
収入の中から、ビジネス用の口座に毎月納税分のお金をストックしておけば、納税時に慌てることなく納税することも可能になります。
クレジットカードと連携している会計ソフトも多いので、きちんと分けておくことで、確定申告の際の経費の計上も楽になってきます。
おすすめの会計ソフトや銀行口座については、次の記事でも詳しく解説しています。
ビジネス用と生活費をきちんと分けておくことで、使えるお金の流れがしっかり把握できるようになります。
そのためクレジットカードと、その引き落とし口座はプライベート用と事業用に分けておくことをおすすめします。
理由2:税金対策になるから
ビジネス用のクレジットカードの年会費は経費として計上できますので、節税が可能です。
最近は、キャッシュレス化が進んでクレジットカードが使える提携先も増えてきました。可能な限り、クレジットカード決済をすることをおすすめします。
また、クレジットカードの場合は上手に利用することでポイントも付加されます。貯まったポイントは現金ではないので非課税です。
貯まったポイントを経費に計上できる書籍などの購入に充てれば、その分もお得に節税できます。
スマホ決済の支払をクレジットカードと連携すればポイントの二重取りも可能になります。ポイ活も積極的に取り入れて、お得に節税していくことをおすすめします。
理由3:さまざまな特典を受けられるから
クレジットカードは、持っているだけでさまざまな特典があります。注目すべきは携帯電話会社が発行しているカードや、流通系のカードです。
Docomoユーザーならdカード。auユーザーならauカード。ソフトバンクユーザーならYahoo!カードは作っておいて損はないカードと言えます。
携帯電話料金の支払先に指定しておくだけで、毎月自動的にポイントが貯まっていきます。ただし、カード発行の際の審査が若干厳しいことがデメリットです。
流通系のカードも特定の日のお買い物で割引などのカード会員特典があります。年会費無料の特典も珍しくありません。
いつも行くお店が発行しているカードがあれば作っておいてカード会員特典をフル活用することをおすすめします。
また、ポイントがザクザク貯まっていく楽天カードも外せないクレジットカードの一つです。発行するだけでもポイントがもらえます。
100円=1ポイントの還元率の高さに加え、ポイントが1.5~3倍になるキャンペーンも数多く開催されています。また年会費が無料なのも魅力です。
カードを分けるのが面倒な場合は併用でもOK

ここまで、クレジットカードの利点について解説してきました。
しかし、クレジットカードを発行することに抵抗感がある人や、わざわざクレジットカードや口座を分けるのを面倒と感じる人も、中にはおられるかもしれません。
そう思われる方は、クレジットカードをビジネス用とプライベート用とに無理に分けなくても、生活費用のカードとの併用でも大丈夫です。
とはいえ、普段からあまり経費を使わないようにしているつもりでも、フリーランスになれば意外と経費が発生します。
経費を可能な限りカード決済にして分けておけば、この収支を記録しておく手間からも解放されます。
フリーランスにおすすめのクレジットカード5選
フリーランスにおすすめのクレジットカードは、次のとおりです。
- 三井住友カード
- 楽天カード
- ファミマTカード
- セブンカード・プラス
- テックビズカード
それぞれ詳しく解説していきます。
楽天カード

- とにかくポイントがザクザク貯まる
- 年会費永年無料
- 12年連続顧客満足度№1!
楽天のサービスを利用する機会の多い人なら、作らないという選択肢はない程の特典が多いクレジットカードです。楽天会員登録しているのに楽天ガードを持っていないことでのポイントの損失はかなり大きいです。
100円で1ポイント貯まる還元率の高さだけでなく、ポイントが倍増するキャンペーンの多さは見逃せない最大のメリットです!
ファミマTカード

- 入会費年会費無料
- ファミリーマートで使えばTポイントがどんどん貯まる
- TSUTAYAで使ってもTポイントがどんどん貯まる
- Tポイント提携先で使えばTポイントがどんどん貯まる
- FamiPayに登録できるのはファミマTカードのみ
Tポイントは他にも貯められる店舗数も多いので、ポイントを貯めたい人ならぜひ作っておくべきクレジットカードです。
ファミリーマートでは、提示するだけで割引サービスも受けられます。新規入会+カード利用で最大13,500プレゼントキャンペーンは業界最高レベルのプレゼント金額です。
ファミリーマートで利用した場合には、ポイントの二重取りができますので、200円=4ポイント付加されます!現金払いするよりはるかにお得です。
三井住友カード

- 老舗の銀行系クレジットカード
- 充実したサービスが付いて年会費無料
- 安心安全のVISAブランド
- 売上高の世界シェアは58%で世界№1
- セキュリティ面が抜群
- 海外旅行保険付きなのでこれ1枚あれば安心
三井住友VISAカードは、使えるシーンが世界中で一番多いクレジットカードです。カード決済ができる店舗ならほぼどこでも使えますので、国内でも海外でもとりあえずこれ1枚持っておけば安心です。
200円=1円の2%のポイント還元率の高さも見逃せません。ポイントキャンペーンも毎月多数開催されていますので、忘れずに要チェックです!
セブンカード・プラス

- 年会費無料
- 税込200円で1ポイントnanacoポイントが貯まる
- 貯まったポイントはセブンイレブンで使える
セブンイレブンをよく利用される方なら、ぜひ1枚持っておかれると便利なクレジットカードです。セブンイレブンだけでなく、イトーヨーカ堂でお買い物する機会が多い方も、お得にポイントが貯められます。
テックビズカード

- 初年度年会費無料
- 還元率最大1.1%
- 記帳、確定申告代行サービス
- コアワーキングスペースの利用
- 電子契約サービスの利用
テックビズカードは、ITフリーランスに特化したクレジットカードです。他にはない、フリーランスのためのサービスが充実しています。
せっかく働く場所を自由に選べるフリーランスになったからには、ぜひ使ってみたい魅力的なサービスがお得に受けられる特典が豊富です。
他にも、レンタルオフィスや定額住み放題 多拠点生活プラットフォーム。スキルアップのための講座やレンタルサーバーなど。
フリーランスを目指している人なら、標準装備として持っておきたいクレジットカードです。
まとめ
この記事では、フリーランスのクレジットカードについて、詳しく解説してきました。
フリーランスは仕事や収入が不安定だと思われがちのため、クレジットカード発行の審査に通らないことも珍しいことではありません。
ですがポイントをおさえれば、フリーランスでもクレジットカードの新規発行は決して不可能ではありません。もちろん、過去に不払いなどの事故歴がないことが前提条件です。
現金払いに比べて、メリットの多いクレジットカードを上手に利用していけば、経費節減や節税も可能になります。ぜひ、ビジネス用とプライベートと上手に使い分けることをおすすめします。