書評

日本とドイツの働き方の違いとは?「仕事の生産性はドイツ人に学べ」を読んでみた感想

本書は通算20年ドイツで暮らしてドイツ人とともに働いてきた著者が、ドイツの生産性の高さに着目し、その違いについて解説しています。
ドイツは日本と比べて国土面積はほぼ同じ、GDPでも日本が3位でドイツが4位と殆ど変わりません。

なのにドイツは仕事への生産性が高いことで知られていて、休暇もしっかりと取れているとのこと。

・休暇は年に5~6週分は取る
・日々の残業は限定的
・毎日、やるべき仕事を終わらせるとするに帰宅し、夕飯を家族で囲む

ドイツ人はどうしてこんな余裕のある働き方ができるのでしょうか?

その理由としてドイツ人は日本と比べてはるかに柔軟性があると著者は述べています。

読み進めていくと結構ドイツと日本での働き方に違いがあり、参考になりました。

こんな人におすすめ!

・働き方を見つめ直したい
・仕事の生産性を上げたい
・休日はしっかりと休めるようにしたい

もちろん全てのドイツ人が同じように効率の良い働き方をしているとは限りませんが、働き方を見つめ直すきっかけとなりますので働き方について悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

いつも100点を目指さない

いつも100点を目指す」のではなく、「場合によっては70点でも良い」そのメリハリこそが、効率化につながる

仕事を完璧に遂行するのではなく、当日に予定している仕事の優先順位を決めて、その中から優先順位が低い仕事を翌日にまわして、優先度の高い仕事に尽力を尽くす

ドイツ人はライフを優先させるための「ライフ・ワーク・バランス」という考え方を実践しています。

メールひとつとっても就業時間外はサーバを停止してメールをチェックできない仕組みをしていたり、休暇中に受けたメールは自動で削除など、仕事をさせない仕組みが徹底しているのだそうです。

自主性が育てば生産性も上がる

部下の自主性を育てるには、「ただ、任せておく」だけではことは進みません。部下の不安にも寄り添いながら、距離をうまくとることではじめて、自主性が育まれ、士気向上、そして生産性向上へつながります。

自主性が上がれば自然に生産性は向上するというのはうなずけます。

仕事を丸投げするのではなく、しっかりとフォローしながら距離を取ることでおのずと成長を促すスタイルなのでしょうね。

「なるはや」では通用しない

海外では以心伝心や暗黙の了解など通用しないので、すべて言葉に出して相手に伝えなくてはならないのです。

確かに日本は過度の忖度が生産性を駄目にしているように思えますね。

メールでも伝わりづらい文章というのは結構見かけますし、説明不足であるがゆえに余計なコストが発生してしまっています。

ドイツ人の場合は細部にいたるまでしっかりと説明して、相手を納得させることで生産性をあげています。

失敗したら「次はどうしたらいいか」

失敗したときは、まず報告してくれたことに感謝するくらいでないと、悪い報告は容易に上がってきません。それから対処法を考えてフォローする。それが終わった後で、なぜこういうことが起きたのかを議論し、分析をするというのがあるべき手順なのだと学びました。

日本は失敗を報告しづらい文化があると思います。また失敗を恥だと捉えてしまうため、ますます報告が遅れてしまってだれにも相談できない。なんてことが結構起こりうるのではないでしょうか。

それよりは失敗をしっかりと報告し、対処法を考えて同じ失敗をしないように分析して次に活かしたほうがはるかに健全ですね。

仕事の優先順位のつけ方

明日締め切りの仕事であっても最優先させず、既に抱えている仕事を最優先させる。上司の緊急の依頼よりも、自分の業務を優先させる。これはドイツ人独特の優先順位のつけ方かもしれません。
「他の仕事を割り込ませない」という方法は、生産性を上げるもっともシンプルな方法

始終割り込み作業が入って自分の仕事がなかなか進まない。なんて経験は誰しもあると思います。

他の仕事を割り込ませずに自分の仕事を最優先して実施する。これくらいの考え方でなければ生産性を維持することは難しいかもしれませんね。

ストレスの発散

生産性の高い人は、強制的にオフの時間を作って1時間散歩をするなどして上手にストレスを発散させているそうです。

上手にストレス発散ができているからこそ、多忙なスケジュールもこなせるようになるのです。

絶対に必要な仕事か常に考える

仕事をするうえで、「これを今、絶対やらなくてはならないのかどうか」を常に考えることは大切です。明日やればいいことは、今日やらない。むしろ、あえてやらない選択をしてみてください。

多忙なときこそ一度立ち止まって今日中にやっておく必要がある仕事か?明日でも大丈夫ではないか?など、「今やるべきか」の判断を行うのは大切だと思います。

片っ端から目の前の仕事をやっていると本当にやるべき仕事が後回しになってしまって、取り返しがつかない事態になってしまうかもしれません。

感想

ドイツの生産性の高さと日本の生産性が低い理由が詳しく解説されていて、とてもに参考になりました。

会社勤めやフリーランスに限らず、生産性を上げるためにどうすればよいか?が詳しく解説されていますので、ぜひ一読してみることをおすすめします!

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taka
furikatuを運営しているtakaです。SE・プログラマーとして10年働きその後独立。現在ではスタートアップ企業で働く傍ら各種媒体で執筆活動を行っています。 ■フリーランス/プログラミング/ライター/働き方/副業/転職/コラム/SEO/休日/etc…