気になる記事がありました。この記事では5つの衰退するかもしれないプログラミング言語を紹介しています。
「5 Programming Languages That Are Probably Doomed」
今後衰退するのはRuby、Haskell、Objective-C、R、Perlとのこと。
ここでは衰退するかもしれない言語を、国内の事情に照らし合わせて紹介していきます。
衰退するかもしれない言語5つ
過去10年のトレンドで見る限り、Ruby、Haskell、Objective-C、R、Perlは日本国内でも右肩下がりであることに間違いありません。
【Ruby】

【Haskell】

【Objective-C】

【R言語】

【Perl】

本当にオワコンなのか?
Ruby
TIOBEの人気プログラミング指標のTop10の常連で、初心者向けの言語のため学習コストが低いことが人気の理由です。
記事によると、求人数が減少しているため今後は衰退していくことが予想されるとあります。しかし、国内では求人数も多くWeb開発においてはまだまだ需要が高いのではないかと推測します。
初心者が第一言語としてRubyを選択するのはありだと思います。ただ、トレンドでもわかるように減少傾向であることは間違いないありません。
Haskell
使ったことないのでよくわかりませんが、Haskellはそもそもエンジニア向けの求人サービスでも仕事がなかったり、エンジニア向けのメディアでも紹介している事例が少ないので、国内でも知名度はそれほどありません。
これからプログラミング言語を覚えようとする初心者が、最初にHaskellを勉強するということもまずないと思います。
Objective-C
Objective-Cは代替言語として、より扱いやすくなったSwiftが登場して以来落ち目な言語となっていますが、歴史が長く過去の実績が蓄積されています。
そのため、Objective-Cの資産を活用している企業は、採用しているケースもまだまだ多く、求人数もそこそこあるので需要は当面なくならないでしょう。
R言語
R言語はデータ分析をするための用途で知名度あり、国内でもそこそこ知名度があります。「スタンバイ」では年収も高い傾向です。
しかし、Pythonが機械学習やデータ分析の分野で急激にシェアを拡大しているため、落ち目となっているのは間違いないです。
Perl
Perlは結構昔からオワコンと言われていますが、現在でも人気プログラミング言語のランキングでは比較的上位にランクインしています。
Perlは1987年に登場して以来、バージョンアップを重ねてきましたが、Rubyの登場により、その地位がゆらぎ始めました。しかし、Perlで書かれた資産が多く、採用している企業によってはノウハウがあるPerlをこれからも採用していく可能性も高いです。
そのため、しばらくは現役で使われ続けるのではないでしょうか。
まとめ
ここでは、「5 Programming Languages That Are Probably Doomed」で紹介されている5つの言語について、自分なりの考えを紹介しました。
海外と国内では事情が違いますが、ここで紹介されている言語はトレンドを見る限り、今後衰退していく可能性は高いでしょう。しかし、C言語やCOBOLのように昔からオワコンと言われていた言語がまだまだ現役で活躍しているように、ここで紹介した言語も10年後もまだ現役で活躍しているかもしれません。
これからプログラミング言語を覚えたいという初心者は、流行に左右されずに自分が作りたいものができる言語や興味のある言語から始めてみても良いでしょう。