フリーランスになるための準備

フリーランスとは何か?初心者向けにわかりやすく解説【歴6年】

  • そもそもフリーランスって何?
  • フリーランスと自営業、会社員との違いは何?

フリーランスに憧れはあるものの、このような疑問をお持ちではありませんか?

この記事を読めばフリーランスの定義、フリーランスという職業、フリーランスと会社員、自営業、派遣社員との違いが分かるようになります。

フリーランス6年目の私が、分かりやすく解説していきます。

フリーランスとは?

そもそもフリーランスとは?

ここでは、そもそもフリーランスとは何か?について解説していきます。

フリーランス白書によると、フリーランスの定義として「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」と記載されています。

フリーランスとは、働き方の形態の選択肢の一つと言えます。

一口にフリーランスといってもその形態もさまざまです。大きく分けて下記の4種類に分類されます。

フリーランスの働き方
  • 副業系すきまワーカー
  • 複業系パラレルワーカー
  • 自由業系フリーワーカー
  • 自営業系独立オーナー

「副業元年」と言われた2018年には1,100万人程だったフリーランス人口は、2021年には約500万人以上も増加し1,670万人と増加しています。

フリーランス人口が増加した要因としては、働き方改革の意識が定着してきたことが挙げられます。また、現代の変異による影響で通勤から解放され、自由に働く場所を選べる環境が整ったことも増加の要因です。

フリーランスと会社員の違いとは?

フリーランスと会社員の違いとは?

フリーランスと会社員との大きな違いは、結んでいる契約の形態の違いです。

会社員は会社に直接雇われていますので「雇用契約」を結びます。これに対して企業から仕事を請け負うフリーランスが結ぶのは「業務契約」です。

会社に雇用されている会社員には、雇用主である企業の手厚い福利厚生を受けられます。法律に定められた社会保険も完備されています。

フリーランスには、福利厚生や社会保障が一切ありません。社会保険も個人で加入する必要があります。

加えて働けなくなった時の保障もありません。会社員とフリーランスとの違いを下記の表にまとめています。

項目会社員フリーランス
健康保険勤務先の健康保険に加入傷病手当金
出産手当金等がある
国民健康保険
雇用保険退職後に雇用保険給付
育児休業給付、介護休業給付
なし
年金国民年金と厚生年金の二階建て
企業によっては企業年金もあり
国民年金
労災保険ありなし
税金手続き基本的に会社が行う
年末調整を自分で行う場合もあり
控除によっては確定申告する必要がある
給与所得控除がある
自分で確定申告経費を計上できる

フリーランスは確定申告が必要

会社員は給料が振り込まれた時点で、各種社会保険や税金などが既に差し引かれています。これがいわゆる「天引き」です。

税金に関しては控除に個人差がありますので、その旨を年末に会社に届出をします。それを元に、概算で引かれていた税金との差額が年明けの給料と一緒に戻ってきます。これが「年末調整」です。

※「控除」とはお給料の総支給から非課税分の金額を差し引くことです。

会社員は、全ての手続きを「会社」に行ってもらえます。 

一方で、フリーランスは全て「自分で」確定申告を行う必要があります

各クライアントから振り込まれる報酬から、確定申告後に支払う税金を別に確保しておかなくてはなりません。

社会保険も自分で手続きを行う必要があります。

フリーランスの場合、健康保険は国民健康保険に加入します。会社員の場合は、会社が保険料の約半分を負担しています。

国民健康保険は世帯ごとに保険料が決まりますが、会社員に比べて保険料は割高です。

会社員が加入している厚生年金(共済)は、国民年金と厚生年金との二階建ての構造ですが、フリーランスは国民年金のみの加入です。

フリーランスは会社員以上に将来の備えを考えることが必須

先程述べた通り、フリーランスになったら国民年金のみになります。二階部分の厚生年金がなくなります。

企業年金も、勤続年数が受給資格に満たない時点で退職した場合にはもらえなくなります。つまり、将来受け取れる年金が減ってしまうのです。

会社に手厚く守られている会社員と違って、フリーランスはこれまで以上に将来への備えをシビアに考えておく必要があります。 

ここからは、厚生年金に代わる便利な3つの制度をご紹介します。ぜひ加入を検討されることをおすすめします。

国民年金基金

国民年金基金は、自営業やフリーランスといった国民年金の第1号被保険者が加入できます。国が運営する公的年金制度です。掛け金は全額控除されます。

保険料を負担している現役世代が、年金を受け取ってる世代を支える従来の年金制度とは違って、自分が支払った保険料を自分で受け取れる制度です。

iDeaCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

 iDeaCo(イデコ・個人型確定拠出年金)確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。自分で運用先を決められます。

誰でも加入できます。掛け金は全額控除されます。さらに運用益も非課税です。

他の金融機関では利息(運用益)に対して20%課税されるのに比べて税制面でかなり優遇されています。

NISA(ニーサ)

NISAは年金制度ではないのですが、NISA口座での運用益の年間120万円までが非課税です。

フリーランスと自営業の違いとは?

フリーランスと自営業には大きな違いはありません。

フリーランスとは「独立した個人が業務を請け負う」といった「働き方」を現した言葉です。

クライアントとなる業務の発注先と、それぞれの業務ごとに契約を交わします。個人のスキルに特化して働きますので、働く場所も自由です。

一方、個人で飲食店や美容室といった店舗を持って商売をしている人などは「自営業者」と呼びます。個人が自ら営む=「自営業者」ですので、フリーランスも自営業に含まれます。

違いは「働き方」です。どちらも税務署に開業届を出しますので、税法上は「個人事業主」です。

フリーランスと派遣の違いとは?

フリーランスと派遣、一見似ているように思われますが大きな違いがあります。フリーランスは「業務契約」を交わした上で個人で仕事を請け負います

派遣の場合は、派遣社員として派遣会社(派遣元)から派遣されて派遣先の企業で働く「派遣契約」を交わします。

一般的な派遣社員は派遣会社に登録し、派遣先の企業が決まれば「派遣契約」を交わします。お給料は派遣元である派遣会社から支払われます。

福利厚生も派遣会社から受けることが可能です。業務については、派遣先の指示に従います。

この他にエンジニア派遣という形態もあります。派遣元の会社のエンジニア社員を他社に派遣する形態です。

エンジニア派遣という働き方は業務を行う場所が派遣先ですが、派遣元の会社と「雇用契約」を交わしている「会社員」です。開業届を出して確定申告を行うフリーランスとは大きく異なります。

フリーランスに必要な4つのスキル

フリーランスとして必要なスキルは、次のとおりです。

フリーランスに必要なスキル
  • 自己管理
  • 仕事効率化
  • 営業力・交渉力
  • コミュニケーション

それぞれ詳しくみていきましょう。

目標を達成するための「自己管理」のスキル

フリーランスとして活躍するために一番大切なスキルは「自己管理能力」と言っても良いでしょう。

フリーランスは、当然ながら1人で案件を請け負って仕事する場合が多いです。納期に間に合うように計画を立てたり、遅れた場合はどうやってリカバリするか、など管理能力が問われます。

逆に自己管理ができなければ、フリーランスとしては成功できないと思います。

生活するための収入の目標を立てることも大切です。各種税金や公共料金など、生活するためにいくら必要か逆算して収入目標を決めていく必要があります。

この自己管理能力は経験的に以外と難しく、人によっては集中力が続かなかったり、メンタル面でなかなか作業がはかどらない場合があります。

私が自己管理のスキルを上げるために実践していることは、次の通りです。

自己管理のスキルを上げるためには
  • タイマーアプリなどで時間を管理する
  • 作業中はチャットツールなどはオフにする
  • こまめに休憩を挟む
  • どうしても集中できない場合は他のタスクを実施する
  • 自分を追い込む

予定どおりに仕事を終わらすための「仕事効率化」のスキル

フリーランスはやろうと思えば、いくらでも仕事ができてしまいます。できることなら仕事はサクッと終わらせて、空いた時間は、自分の趣味などに時間を使いたいものですよね。

ですが、だらだらと仕事をしていては、いつまでたっても仕事は終わりません。そのため「仕事を効率化」するためのスキルも必要になります。

仕事を効率化するためには、どの仕事にどれくらい時間がかかっているかを可視化したり、仕事を細かいタスクに分けて作業するなど工夫が必要です。

1日の作業時間を見える化するには、Togglなどのアプリを使うと良いでしょう。

また、面倒なことは先延ばしするクセがある人は、面倒な仕事ほど先に実施する努力も必要です。

作業を効率化するためには
  • 1日の作業をスケジュールに書き込む
  • 作業時間を可視化する
  • 仕事をタスク化する
  • 規模の大きな仕事はプロジェクト化して細分化する

良い条件で仕事を獲得するための「営業力・交渉力」のスキル

より多くの収入を得るためには、クラウドソーシングサービスだけではなく、自分で有力な企業に営業して仕事を得るのも一つの手段です。

企業のホームページには、メールアドレスなどの連絡先が記載しています。気になる企業があったら応募してみるのも良いでしょう。

営業するときは、自分の得意分野や作業実績を元にどのような仕事ができるかを明確に伝えることが大切です。

また、実際に単価の交渉も必要になってきます。

クライアントによっては相場観がわからず、安い単価で依頼することもあります。作業見積もりをだして、妥当な金額で交渉することも大切です。

条件の良い仕事を会得するためには
  • 気になる企業があったら応募する
  • 単価に納得いかない場合は交渉してみる

円滑に仕事を進めるための「コミュニケーション」スキル

クライアントと円滑に仕事を進めるためには「コミュニケーション能力」も必要です。

作業内容が曖昧なまま仕事を進めてしまうと、大きな手戻りが発生して大きな痛手になってしまうこともありえます。

そのため、クライアントの意図は明確に汲み取って作業内容ははっきりさせておく。気になることは些細なことでも確認するなど、意思の疎通を図ることも必要なスキルになります。

また、クライアントに確認するときは内容を簡潔にわかりやすく伝えられることも大切です。

仕事を円滑に進めるためには
  • 作業範囲は明確にしておく
  • 気になることはすぐに確認する

【職業別】フリーランスの稼げる仕事の種類

フリーランスの稼げる仕事の種類

フリーランスとして働くためには、上述したようなスキルが必要です。

また、職種によっても求められるスキルはさまざまです。

ここでは、フリーランスの稼げる仕事の種類について、職種別に必要なスキルを紹介します。

ITエンジニア

ITエンジニアと一言でいっても、さまざまなエンジニアが存在します。

ここでは需要が高い次のエンジニアについて、紹介します。

  • Webエンジニア
  • 組み込みエンジニア
  • アプリケーションエンジニア

ITエンジニアとしてスキルを身につける最短の方法としては、スクールに通うのもおすすめです。「オンラインで学べるおすすめプログラミングスクール」では、各スクールごとに特徴を詳細に解説しています。

Webエンジニア

Web系エンジニアは最も人気があり、求人数も多い言語です。

柔軟な働き方が可能で、リモートワークにも向いています。

必要なスキル

  • Web開発で必要な言語(HTML/CSS・PHP・Ruby・JavaScript)
  • サーバーの知識
  • フレームワークの知識
  • データベースの知識

組み込みエンジニア

組み込み系は家電製品や自動車など、電子製品を制御するためのソフトウェアを搭載します。

最近ではIoT(モノのインターネット)関連の需要も増えてきています。

必要なスキル

  • 組み込み系の言語(C/C++・Javaなど)
  • サーバーの知識
  • ハードウェアの知識
  • コンピュータの知識

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアの仕事は、スマートフォン(iPhone、Android)やMac、Windowsのアプリなどの多岐に渡ります。

スキルを習得すれば自分でアプリを開発して販売することも可能です。

必要なスキル

  • アプリ開発に必要な言語(Java・Kotlin・Swift)
  • フレームワークの知識
  • 開発環境の知識

デザイナー

デザイナーは、Webサイトやバナー作成、各種広告のデザインなど仕事内容はさまざまです。

近年Web媒体での広告費増大で、今後も成長が見込まれます。しかし、よほどスキルがないと単価は安い傾向です。

そのため、日々新しいスキルやデザインのセンスを磨くための努力も必要です。

必要なスキル

  • デザインの知識
  • Adobe製品の知識(Photoshop、Illustratorなど)

Webライター

各種Web媒体での執筆を行います。Webライターと言ってもさまざまなジャンルがありますので、その分野において必要な知識は必要です。

ただライティングをするだけでは、まず記事を見られることはありません。検索上位に表示させるためのSEOの知識も必要です。

必要なスキル

  • ライティングスキル
  • SEOの知識
  • 専門分野の知識

マーケター

マーケターはさまざまな施策や戦略を立案して、売上を上げていく必要があります。

マーケティングを行うには顧客分析やその分野の専門的な知識など、他角度的にさまざまなスキルが求められます。

必要なスキル

  • データ分析
  • プレゼン力
  • マーケティング全般の知識

動画編集者

動画編集者は、YouTubeなどで公開する動画を編集する仕事です。

YouTube市場は年々大きく成長しています。稼げる仕事として動画編集者を推す方も多いです。

フリーランスの動画編集者として本格的に仕事をするなら、動画編集ソフトはAdobe(アドビ)社の「Premiere Pro(プレミアプロ)」がおすすめです。

動画編集者の仕事については、次の記事で詳しく解説しています。

校正者

校正者の仕事は、ライターや作家が執筆した原稿を確認し、一字一句見比べて誤字脱字がないかを確認しながら見つけ出しては、赤字でチェックを入れていくことです。

また、物の名前や企業名などの文字表記ルールの統一性や、フォントやサイズチェックも行います。

校正者の仕事については、次の記事で詳しく解説しています。

フリーランスになるための準備

フリーランスの準備とは?

フリーランスはなろうと思えば誰でもなれます

フリーランスとして働くためのプラットフォームが増えてきたこと、認知度の上昇、現代の変異などにより、フリーランスとしての働き方を選択する人も増えています。

  • クラウドソーシングサービスの登場
  • 働き方改革による働き方の多様化
  • リモートワークを導入する企業の増加

クラウドソーシングサービスの登場によって、パソコンとネット環境があれば誰でも仕事を請負うことが可能になりました。企業もフリーランスに仕事をアウトソーシングしやすくなったことが挙げられます。

また、働き方改革でフリーランスという働き方の認知度も高まりました。フリーランスになりたいと考える人や社内のリソース不足を解消するために、フリーランスに仕事を依頼したいと考える企業も増えてきています。

そのため、一昔前に比べるとフリーランスになるための壁はかなり低くなったと思います。

次よりフリーランスになるための準備を「なる前の準備」「なったあとの手続き」をそれぞれ解説していきます。

フリーランスになる前の準備

フリーランスなる前に、実際に準備したことは次のとおりです。

フリーランスになる前の準備
  • 事業用の専用口座の解説
  • 事業用のクレジットカードの申し込み
  • 簡単な事業計画
  • 副業する

目的や目標も無く「とりあえずフリーランスになりたい!」。という人は、失敗する可能性が高いとです。

まずは簡単な事業計画を作成して、どんなことをやりたいか?どうやって収入を得るか?そのための方法は?など具体的に考えてみることをおすすめします。

いきなりフリーランスになるのに抵抗のある人は、まず副業から始めてみるのも良いでしょう。私の場合もいきなりなるのは怖かったので、まずは副業で始めました。

実際に副業で初めて見ると仕事のコツも掴めてくるので、どれくらい働けば目標の収入を得られるかも見えてきます。

もちろん自信があるなら、いきなりフリーランスになって活動しても良いと思います。

フリーランスになってからの手続き

フリーランスになってから必要な手続き等は人によって異なります。私は次のことを実施しました。

フリーランスになってからの手続き
  • 健康保険の任意継続
  • 国民年金への切り替え
  • 開業届
  • 各種クラウドソーシングサービスの活用
  • 気になるメディアに片っ端から営業
  • 請求書ソフトの導入
  • 会計ソフトの導入
  • コミュニケーションツールの導入

詳細はこちらの記事でも解説していますので、合わせて参考にしてください。

まとめ

この記事では、フリーランスについてわかりやすく解説してきました。

フリーランスは自由に仕事や働く場所を選べます。毎朝決まった時間に起きて、朝の満員電車に乗ることからも解放されます。休日も自分で自由に決めることが出来ます。これらのことは確かに魅力的です。

ですがその反面、会社員には十分に備わっている保障や福利厚生が一切ありません。税金や保険の手続きも全て自分で行う必要があります。

言わば、フリーランスになったら自分の身は自分自身で守ることが必須条件です。

フリーランスと会社員との違いも比較しています。今後、会社を辞めて独立してフリーランスを目指そうと思われる際の参考にしていただければ幸いです。

万が一に備えるなら「フリーナンス」に登録しよう!


FREENANCE(フリーナンス)はフリーランス/個人事業主のためのお金と保険のサービスです。

登録することで「万が一に備えてのあんしん保証が自動付帯」、「企業側からの信頼度が上がり、仕事を依頼しやすくする」という大きなメリットがあります。

登録は無料で保証も手厚いので、フリーランスとして働いている方は、ぜひ登録することをおすすめします。



こちらの記事もおすすめ