「Claude CodeでMCPって何?」
「設定しようとしたけど、どこから手をつければいいかわからない」
という方は多いのではないでしょうか。
実は、基本的な設定はたった1つのJSONファイルを編集するだけです。
私もはじめてMCPに触れたとき、公式ドキュメントを読んでも概念が掴めずに手が止まりました。でも実際にやってみると、思ったよりずっとシンプルでした。
この記事では、以下の内容を解説します。
- MCPとは何か、Claude Codeとの関係
- MCPサーバーの設定方法を5ステップで解説
- 実際に設定してみてわかったこと・ハマったポイント
- よくある質問と解決方法
Claude Code MCPとは何か(基本理解)
MCPの定義と仕組み——外部ツールとClaude Codeをつなぐプロトコル
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが策定したAIモデルと外部ツールを接続するための通信規格です。
わかりやすく言うと、「Claude Codeの能力を、外の世界のツールと橋渡しする共通言語」です。
たとえば、料理人が包丁・鍋・フライパンを使い分けるように、Claude Codeはさまざまな外部ツールを「MCPサーバー」という形で呼び出せます。
MCPを介することで、以下のような流れになります。
- Claude Code(AIクライアント)がリクエストを送る
- MCPサーバー(外部ツールのラッパー)がリクエストを受け取る
- MCPサーバーが実際の処理を行い、結果をClaude Codeへ返す
この仕組みのおかげで、Claude Codeはファイル操作・ブラウザ操作・データベースへのアクセスなど、本来AIが直接触れない領域にも手を伸ばせるようになります。
MCPを使うと何ができるようになるか——具体的な活用イメージ
MCPが整備されたことで、Claude Codeの活用範囲は一気に広がりました。
代表的なMCPサーバーとその用途を見てみましょう。
- Filesystem MCP:ローカルのファイル・ディレクトリを読み書きする
- Brave Search MCP:Brave Searchを通じてリアルタイムのWeb情報を取得する
- GitHub MCP:GitHubのIssue・PR・リポジトリ操作をClaude Codeから直接行う
- Puppeteer MCP:ブラウザを操作してスクレイピングやE2Eテストを実行する
- SQLite MCP:データベースに直接クエリを投げて結果を確認する
私が特に感動したのは、Filesystem MCPとGitHub MCPの組み合わせです。ローカルのコードを参照しながらGitHubのPRを作る、という作業をClaude Codeに丸ごと任せられるようになりました。
Claude Code MCPの設定方法ステップ別解説
では実際の設定手順を、1つずつ確認していきましょう。難しく見えますが、慣れると10分ほどで完了します。
ステップ1——Node.jsとnpmのバージョンを確認する
MCPサーバーの多くはNode.js上で動作します。まずはNode.jsとnpmが正しくインストールされているかを確認しましょう。
ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
node -v
npm -v
Node.js 18以上、npm 8以上であれば問題ありません。バージョンが古い場合は、公式サイト(nodejs.org)から最新のLTS版をインストールしてください。
ここをスキップすると後のステップで原因不明のエラーが出やすくなります。面倒でも最初に確認しておくと、後の作業がスムーズです。
ステップ2——使用するMCPサーバーのパッケージをインストールする
次に、使いたいMCPサーバーのパッケージをnpmでインストールします。
たとえばFilesystem MCPを使う場合は、以下のコマンドを実行します。
npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem
グローバルインストール(-g)を推奨します。Claude Codeがどのディレクトリから呼び出しても、同じMCPサーバーを参照できるためです。
主なMCPサーバーのパッケージ名は以下の通りです。
- Filesystem:
@modelcontextprotocol/server-filesystem - Brave Search:
@modelcontextprotocol/server-brave-search - GitHub:
@modelcontextprotocol/server-github - Puppeteer:
@modelcontextprotocol/server-puppeteer
ステップ3——settings.jsonにMCPサーバーの設定を記述する
ここが設定のメインパートです。Claude Codeの設定ファイル(settings.json)にMCPサーバーの情報を追記します。
設定ファイルは通常、以下のパスにあります。
- macOS / Linux:
~/.claude/settings.json - Windows:
%APPDATA%\Claude\settings.json
ファイルを開き、mcpServers キーを追加します。Filesystem MCPを設定する場合の例です。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/yourname/Documents"
]
}
}
}
各項目の意味を確認しておきましょう。
- キー名("filesystem"):自分でつける識別名。Claude Code内でこの名前で呼ばれます
- "command":サーバーを起動するコマンド(多くの場合は "npx" または "node")
- "args":コマンドに渡す引数。パッケージ名やアクセスを許可するパスを指定します
複数のMCPサーバーを登録する場合は、mcpServers の中に並べて記述するだけです。
ステップ4——Claude Codeを再起動して設定を反映させる
settings.jsonを保存したら、Claude Codeを一度完全に終了して再起動してください。
設定ファイルはClaude Code起動時に読み込まれます。実行中に設定を変更しても、再起動しなければ反映されません。
「設定したのにツールが出てこない」と悩む方の9割は、このステップを忘れています。変更後は必ず再起動を習慣にしてください。
ステップ5——ツールが認識されているか動作確認する
再起動後、Claude Codeのチャットで以下のように入力してみてください。
利用可能なツールを教えてください
設定したMCPサーバーのツール一覧が表示されれば、設定完了です。
また、実際に動作させてみるのが一番確実な確認方法です。Filesystem MCPなら「Documentsフォルダの中にあるファイルを一覧表示して」と頼んでみましょう。ファイル名が返ってきたら正常に動いています。
実際にClaude Code MCPを設定してみてわかったこと
スムーズにいった部分・便利だと感じた場面
最初に設定したFilesystem MCPは、拍子抜けするほど簡単でした。settings.jsonに10行ほど追記して再起動するだけで、すぐに動き始めました。
特に便利だと感じたのは、コード修正と関連ファイルの参照を同時に行える点です。
「このソースコードを修正して、同じフォルダにあるテストファイルも更新して」という指示を一度に出せます。以前はファイルを一つずつコピー&ペーストしていたことを考えると、作業時間が体感で半分以下になりました。
GitHub MCPも導入後すぐに手放せなくなりました。「このブランチに関連するIssueを確認して、修正内容をコミットメッセージに反映して」という連携作業が自然に流れるようになったからです。
ハマりやすいポイントと解決方法
設定時に実際にハマったポイントをまとめておきます。同じところで詰まる方が多いので、参考にしてください。
パスの指定を間違える
Filesystem MCPで設定するパスは、Claude Codeからアクセスを「許可するディレクトリ」です。ここを間違えると「ファイルが見つからない」エラーが続きます。絶対パスで指定し、実際に存在するディレクトリを使いましょう。
npmのグローバルインストールパスが通っていない
macOSの場合、nvmやHomebrewでNode.jsをインストールしていると、グローバルインストール先のパスが通っていないことがあります。which npx でパスを確認し、settings.jsonの "command" に絶対パスを指定すると解決しました。
再起動を忘れる
前述の通り、設定後の再起動は必須です。「設定したはずなのにツールが出てこない」という場合は、まずClaude Codeを完全終了して起動し直してみてください。
Claude Codeの基本的な使い方については、Claude Code 使い方|初心者向け3ステップ入門も合わせて読んでみてください。
CLAUDE.mdを活用した動作カスタマイズはClaude Code CLAUDE.mdの書き方で詳しく解説しています。
Claude Code MCP設定方法に関するよくある質問
Q:MCPサーバーはいくつまで同時に設定できますか?
A:公式の上限は特に定められていません。settings.jsonの mcpServers に複数エントリを追加すれば、それだけのサーバーを同時に使えます。ただし、MCPサーバーはClaude Code起動時にバックグラウンドで動作するため、不要なサーバーを大量に設定するとメモリ消費が増えます。実際に使うものだけを有効にしておくのが現実的な運用方法です。
Q:MCP設定後に「tool not found」エラーが出たら?
A:主な原因は3つです。①Claude Codeを再起動していない、②npmパッケージがグローバルインストールされていない、③settings.jsonのJSONフォーマットが崩れている(カンマの過不足など)。この順番で確認してみてください。JSONの文法ミスは気づきにくいので、JSONバリデーター(jsonlint.com等)で構文チェックするのがおすすめです。
Q:ローカルMCPサーバーとリモートMCPサーバーの違いは?
A:ローカルMCPサーバーは自分のマシン上で動作するプロセスで、command と args で起動方法を指定します。リモートMCPサーバーはHTTPSエンドポイントとして外部に公開されたサーバーで、url キーを使って接続します。Claude Code 1.0以降ではリモートMCPもサポートされており、チームで共有するMCPサーバーをリモートに置くことも可能です。
Claude Code MCP設定方法のまとめ
Claude Code MCPの設定は、難しそうに見えて、やることはシンプルです。
- Node.jsとnpmのバージョンを確認する
- 使いたいMCPサーバーをnpmでインストールする
- settings.jsonに設定を記述して再起動する
一度設定してしまえば、Claude Codeの使い勝手は別物になります。ファイル操作・Web検索・GitHub連携を自然にこなせるようになるので、作業の流れが根本から変わります。
まずは1つのMCPサーバーを設定して、動いたときの感触を確かめてみてください。「こんなことまでできるの?」という発見が、きっとあるはずです。

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